エアコンクリーニングの効果

1. エアコンの嫌なニオイを予防・解消できる

エアコンの内部を清掃せずに1年以上経過すると、吹き出し口から出てくる風の嫌な臭いが気になり始めます。

「部屋自体は別に臭くないのにどうして?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

嫌なニオイの原因はエアコン内部に繁殖したカビや油汚れなどです。

エアコン内部は実はカビの温床になっています。

湿気と吸い込んだホコリによってカビの繁殖に最適な環境となります。

新品のエアコンでも半年から1年使用すれば、カビを中心とした汚れが溜まっていきます。

また、キッチンの近くのエアコンだと油汚れが影響していたり、酸っぱい臭いなら人の汗の臭いがこびり付いている可能性もあります。

年に一度、定期的にエアコンの内部をクリーニングをすることで、カビ臭さをはじめとした嫌な臭いを除去することができます。

2. アレルギーや喘息・肺炎予防になる

清掃後の汚水(平均的な量)

エアコンを動かしていると、徐々に部屋の中のほこりやハウスダスト、花粉などといったアレルギー物質が内部に溜まっていきます。

その状態でエアコンを起動するとカビ胞子がエアコンの吹き出し口から飛散し、埃1gに対して10万-100万のカビ胞子が室内に飛び散ると言われています。

繁殖したカビは不快な臭いの原因だけでなく、咳、肌荒れなど健康被害の元凶になります。

健康な人でもアレルギーや喘息・肺炎などのリスクが高まりますし、抵抗力の弱い赤ちゃんやお年寄り、アレルギー体質の方には特にリスクの高い環境になってしまいます。

エアコンのクリーニングは、アレルギー・喘息・肺炎の予防という面で大きなメリットがあります。

3. エアコンの効きが改善する

「最近エアコンの効きが悪い。。・」

「古くなってきたし仕方ないのかな?」

漠然とこのように思っていたりしませんか?

確かに機械は長く使っていると調子が悪くなってくるものですが、エアコンクリーニングをした事がないのであれば単にそれはメンテナンス不足である可能性も高いです。

例えばフィルターにホコリやカビが溜まってくると、段々とエアコンが部屋の空気を吸い込みづらくなります。

そして、風を送り出す役制を持つファンにホコリやカビが溜まると、ファンが回転し辛くなりますので風量が弱くなってしまいます。

また、熱交換器にホコリやカビがたまってくると、吸い込んだ空気の温度を冷やしたり温めたりする効率が悪くなります。

定期的にエアコンクリーニングを行うことでエアコンの効きの良さを維持できますし、長い間掃除していなかったエアコンをクリーニングすると驚くほど効きが良くなります。

4. 電気代を25%も節約できる

エアコンクリーニングをすると、電気代の節約にもなります。

これは何故かというと、先に説明したエアコンの効きの改善と関係があります。

エアコンが効きにくい状態だと設定温度に近づけるまで時間がかかりますし、温度の維持も通常より多くのエネルギーを必要とし、電気を余計に消費してしまいます。

逆にエアコンが効きやすい状態であれば、短時間で設定温度に到達し、囲気の消費は最小限で済みます。

また、フィルターやファンにほこりやカビが溜まっていると稼働自体に負荷がかかり余計な電力が消費されます。

エアコンクリーニングは効きを良くするだけでなく、電気代の節約にもなります。

パナソニックの実験によると、1年間掃除をしない場合は掃除をした場合に比べて、年間で約25%も電気料金が無駄になってしまうという結果があります。

この場合、掃除をすることで年間約1万円以上は電気代を節約できます。

5. エアコンが長持ちする

どんな道具でもメンテナンスをしっかりしていれば長持ちします。

エアコンも同じで、しっかりメンテナンスをしていればそれだけ長く使えます。

逆にエアコングリーニングをせず、内部にほこりやカビが溜まった状態で稼働を続けていると、運転効率の悪い状態が続きますのでそれだけエアコンに無理をさせてしまいます。

無理をさせ続けているとそれだけ機械の劣化は早まりますので、本来よりも早く壊れやすくなり、寿命が短くなってしまいます。

そのため定期的にエアコンクリーニングをすることで、エアコンを長く快適に使っていくことが出来ます。